断熱仕様(オプション)

吹き付け断熱・間仕切り断熱

住宅の性能のひとつに断熱があります。これは建物内の温度を一定かつ均一に保つ能力であり、高いほど快適な暮らしができます。

また断熱性能が高いと、冷暖房に費やすエネルギーが少なくなるため地球にやさしく経済的です。断熱性能はQ値やK値、C値という数値で表すことができます。

Q値は建物全体の熱損失を表し、低いほど断熱性が高いということになります。

K値は熱貫流率といい、住宅の部材ごとの性能を表します。これも低いほど断熱性能が高いです。

C値は機密性を表し、低いほど隙間が少なくて省エネな住宅ということになります。

エネルギーロスの少ない住宅を実現するために吹き付け断熱を実施しています。これは硬質ウレタンフォームなどの材料を住宅の内側に吹き付けて接着するものです。

発泡スチロールに似たものが、家全体をすっぽりと包み込むものですから、住宅全体が高い気密性を確保します。

その結果、冷暖房の効率がよく結露やカビの少ない住環境がもたらされます。

もちろん材料にはホルムアルデヒドなどのハウスシック症候群の原因となる物質が入っていないから、健康リスクも低いです。

冷暖房をつけるのは、人がいる部屋だけにしてエネルギーを節約したい場合には間仕切り断熱が有効です。

これは専用のスクリーンやカーテンを用いて、部屋の間で熱が流れないようにするものです。

間取りを柔軟にするために、ドアを少なくした住宅に適しています。気に入った色のものを使えば、部屋の雰囲気を変えることも可能でしょう。

20年ほど前に住宅の品質確保の促進等に関する法律が施行され、住宅の性能はルールに基づいて表示することになっています。ですから上記の断熱のみならず、構造や防火などについても等級として示されます。

そのなかの温熱環境に関する項目は4つの等級に分かれており、弊社の住宅は性能補償等級4となっています。

これはエネルギー削減対策の有効性を認めるものであり、その程度が高いという評価です。